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急がば回れ 深い学習が成功への道

行政書士の資格は、法律関係の「士業」試験のなかでは入門あるいは登竜門と言われています。すなわち、国家資格の試験内容が司法試験や司法書士試験と比べて所要時間・問題の難易度ともに負担が軽い点は士業試験の入門と言えますし、一方で問われる法律の分野は意外に広範囲で、かつ、現代社会問題なども多く問われる点で登竜門と位置づけることができるのです。そのため、行政書士の勉強時間は、一節には年間300時間から1000時間と、大きな個人差があります。法律や社会経済について疎い方・初学者の方にとっては、年間1000時間かあるいはその倍以上の時間を要するかもしれません。ただ、入門あるいは登竜門的な位置にある試験ですので、いかに要領よく合格するかは、いかに勉強時間を単色するかということと別問題か、もしくは逆です。行政書士試験で問われる法律問題は司法試験よりは易しいのですが、実は重大な法律の解釈や判例のエッセンスを短文で問うているだけなのです。そのため、最初は途方にくれても、判例100選など、司法試験対策で使用されるテキストをしっかり読み込むのが結果的には近道で手堅い勉強と言えます。

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